
陸酔いとは?下船後も揺れてる気がする原因と対策をやさしく解説!
伊豆諸島から船で帰ってきたあと、「もう船を下りたのに、床がふわふわ揺れている気がするー😭」と戸惑ったことはありませんか? これがいわゆる「陸酔い(おかよい)」です。
今回は、陸酔いとは何か、船酔いとの違い、下船後にできること、病院へ相談する目安をわかりやすくご紹介します!島旅から戻ったあとの不安を減らすために、ぜひ参考にしてくださいね。

船を降りたのに揺れている感じ、不思議だしちょっと心配になりますよね〜。
陸酔いとは?
陸酔いは、船や飛行機などの揺れる乗り物から降りたあとも、自分や床がなんとなくゆらゆら・ふわふわ動いているように感じる状態の通称です。「下船後症候群」と表現されることもあります。
船の上では、目・内耳(耳の奥にあるバランス感覚の器官)・足裏などから入る情報を脳がひとつにまとめて、揺れる環境に適応しています。陸に戻ってから静止した環境へ再び慣れるまでは、その調整の名残で揺れを感じることがあると考えられています。
CDC Yellow Bookの乗り物酔い解説だと、下船後の一時的な揺れや不安定感は健康な人にも起こって、多くは数時間以内におさまると記載があります。



ちなみに読みは「りくよい」ではなく「おかよい」です。
陸酔いと船酔いはどう違う?
船酔いは、基本的に船が動いている最中に起こる吐き気(気持ち悪さ)です。
一方、陸酔いは下船後に「まだ揺れている」という感覚が中心で、吐き気を伴わないこともあります。
- 船酔い:乗船中に症状が出やすい
- 陸酔い:下船後に揺れ・ふらつきを感じる
- 両方が続けて起こる場合もある
陸酔いを感じたときの対策
軽い陸酔いなら、無理に特別なことをするよりも、安全を確保しながら体を休め、静止した環境に戻る時間をつくるのが基本です。
まずは転倒しないように
ふらつきがある間は、階段、入浴、車の運転、電車のホームで電車近くに立つなど、転倒転落や事故につながるシーンを避けてください。
水分をとり、睡眠を確保する
船酔いで吐いたり、十分に飲食できなかったりした場合は、少しずつ水分を補給しましょう。旅の疲れや寝不足が重なっているなら、帰宅後も予定を詰め込まずにまずは休息を優先してください。
症状と経過をメモする
「下船した日時」「揺れ方」「吐き気や頭痛の有無」「いつ強くなるか」を記録しておくと、医療機関へ相談するときに役立ちます。耳鳴り、聞こえにくさ、ものが二重に見える、手足のしびれなど、揺れ以外の症状がないかも確認しましょう。
酔い止めを飲み続けるのはNG
一般的な酔い止めは乗船中の乗り物酔いを予防・軽減する薬なので、長引く陸酔いには効かないとされています。
酔い止めには眠気などの副作用もあるので、下船後なんか気持ち悪いから…と自己判断で服用を重ねず、薬剤師や医師に相談してください。
予防はできる?船旅の前後に意識したいこと
悲しいことに、陸酔いを確実に防ぐ方法は確立していません。
ただ乗船中の船酔いや疲労を減らしておくことは、旅全体を楽にする助けになります。
- 前日は十分に寝て、飲酒を控える
- 空腹・食べすぎを避ける
- 乗船中は本やスマートフォンを長時間見続けず、遠くの水平線を見る
- 必要な酔い止めは、用法・用量を守って乗船前に使う
- 下船後すぐに運転や激しい運動を入れず、休める予定にする
何日続いたら病院に行くべき?受診の目安
揺れている感じが48時間を超えて続く、あるいは強くなる、仕事や睡眠など日常生活に支障が出る場合は、耳鼻咽喉科(できればめまいや平衡障害を扱う外来があるところ)や、脳神経内科などへ相談するのがおすすめです。
耳鳴り・難聴・強い頭痛などを伴う場合や、もともとめまい・片頭痛のある方も、早めの相談が安心です。
また、突然の激しい頭痛、ろれつが回らない、顔や手足の片側がしびれる・動かしにくい、意識がおかしい、立てないほどの急なめまいなどがある場合は、単なる陸酔いと思い込まず、厚生労働省の救急受診ガイドを参考に、119番などで緊急の助けを求めてください。
下船後まで安心な島旅を~!
伊豆諸島への船旅は、港に着いたあとまで含めて旅の時間。帰宅後にゆっくり休める余白も用意して、安心して島旅をおたのしみくださいね〜!
※本記事は一般的な情報を提供するものです。診断や治療に代わるものではありません。症状が心配な方は医療機関へご相談ください!





