明日葉ってなに?明日葉の効能を徹底解説!
明日葉は、伊豆諸島の全域で生息・栽培されている植物です。
伊豆諸島の食事やお土産では定番ですが、まだ明日葉のことをよく知らない方も多いのではないでしょうか?
明日葉には、さまざまな効能があります。例えば、美肌効果や血圧の調節、ダイエット効果などがあります。
さらに、明日葉には豊富な栄養素も含まれており、健康にも良いとされています。
明日葉を使ったレシピもたくさんあります。例えば、おひたしやあえ物、みそ汁の具材、天ぷら、ポタージュなど、いろいろな料理に取り入れることができます。
↓明日葉のレシピについてはこちらも↓
明日葉とは
明日葉(あしたば)は、セリ科シシウド属の植物で、別名に八丈草(はちじょうそう)、明日穂(あしたぼ)という名前があります。
明日葉という名前は、成長が早いので、「今日葉を摘んでも、明日には芽が出る」と形容されるほど生命力が旺盛であることに由来します。
ほうれん草のような葉物野菜ですが、セリ科特有のさわやかな香りとほのかな苦味があります。
伊豆諸島では作物として栽培されているほか、道端をよく見ると普通に生えてます。島の人は買ってくるというより庭でとってくることのほうが多いかも…
伊豆諸島で栽培されている明日葉は大きく分けて2種類あり、微妙に異なると言われています。
見分けに使われるのは茎の色で、伊豆諸島北部で多く栽培されているのが「赤茎」、伊豆諸島南部で栽培されているのが「青茎」と呼ばれることがあります。
明日葉の効能
明日葉にはさまざまな効能があります。ビタミンや食物繊維、カルシウムや鉄分も豊富に含まれており、日々の健康をサポートする効果が期待できます。
具体的にどんな成分が含まれているのか、食品成分データベースから、生の明日葉100g当たりの栄養成分の量を他の野菜と比べてみましょう。
また、その栄養による効能も取り上げます。
- βカロテン:5300μg
βカロテンはビタミンAの前駆体で、ビタミンAは皮膚や粘膜、骨や中枢神経を正常な状態に保つ働きをしています。
明日葉にはβカロテンがピーマンの13倍含まれています。 - ビタミンK:500μg
明日葉はビタミンKも豊富な野菜。ビタミンKは血液凝固にかかわり、血液との関連が深いビタミンです。
こちらも明日葉にはブロッコリーの倍以上含まれています。 - ビタミンC:41mg
レモン◯個分…でおなじみのビタミンC。コラーゲンの合成の必須要素で、免疫機能の強化にもかかわっているスタンダードなビタミンですね。
残念ながら明日葉はレモン1個分にはかなわないものの、サツマイモよりかなり多くのビタミンCが含まれています。 - カルシウム:65mg
骨や歯の形成に欠かせないカルシウム。明日葉はカルシウム豊富で、他の野菜よりも含有量が高いです。
体に良さそうな野菜の代表格、ほうれん草よりもカルシウムが多く含まれています。 - 鉄:1mg
女性は特に積極的に取りたい貧血予防の成分、鉄分。明日葉は鉄分も多く含んでいます。ブロッコリーとほぼ同等の鉄分が含まれています。 - 食物繊維:5.6g
食物繊維は腸内の環境を整えるだけでなく、コレステロール値や血糖値の上昇をおだやかにする働きもあります。
明日葉はさつまいもの2倍近い食物繊維を含んでいます。
青汁や爽健美茶に含まれているだけあって、さすがの含有量~!
明日葉のカルコンについて
明日葉をカットした時に茎からにじみ出る黄色い液体に、ポリフェノールの一種「カルコン」が含まれています。
カルコンには強い抗酸化作用があり、血中の脂肪の酸化を防ぎ血管を若々しく保ってくれるため、動脈硬化の予防に効果を発揮するといわれています。
お茶のカテキン、ブルーベリー・赤ワインのアントシアニン、大豆のイソフラボンもポリフェノールなので、明日葉のカルコンもその仲間です。
明日葉を食べることで、美味しい料理を楽しむだけでなく、栄養も摂ることができます。
毎日の食事に取り入れるのがむずかしい場合は、粉末明日葉、明日葉サプリメントもありますので、こういったもので取り入れてみるのもいいと思います!
明日葉粉末って青汁ってコトでしょ…飲みづらそ〜と思ったあなた。豆乳で飲むとまるで抹茶ラテになって気軽においしく毎日飲めます。おためしあれ~!