島寿司ってなに?その魅力と自宅での作り方
島寿司といえば、伊豆諸島の伝統的な料理のひとつです。今回は、白身魚を使った島寿司のレシピについてお伝えしていきます!
さらに、島寿司に欠かせない島とうがらしについても解説しますよ。島でも、お家でも島寿司をさらに楽しむヒントが詰まっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
島寿司とは?
伊豆諸島で古くから作られてきた伝統的な料理です。特に八丈島や新島、大島などで有名で、島の家庭料理として親しまれています。島寿司の起源は古く、百年以上の歴史があります。
島寿司は白身魚の切り身を醤油と島とうがらしに漬けて作られます。伊豆諸島のお寿司屋さんではたいてい提供されていて、居酒屋さんやスーパーなどで取り扱っていることも。
島寿司の魅力は、白身魚のさっぱりとした味わいに島とうがらしのやカラシの辛さがアクセントになっていて美味しいうえに、しょうゆに既に漬けているので別途しょうゆにつける必要がなくパクパク食べられるお寿司なのも魅力的。おうちで作る場合は安い見切り品もおいしくお寿司にできるので、エンゲル係数を抑えながら食卓を豪華にするのにもってこいです!。
島寿司のレシピ
島寿司のレシピは比較的シンプルなので、家庭料理としても手軽に作ることができます。
「寿司を家で作るの!?」と思うかもしれませんが、もともと島寿司は家庭料理。気軽にチャレンジしてみてください。
ネタをつくる
まず、白身魚を適切な大きさにそぎ切りにしてネタをつくります。
もっと手軽に作るなら刺身用に切られているものを買ってきてもOKです。
もちろん新鮮な白身魚に越したことはありませんが、漬けダレに入れるのでパサパサそうな見切品もおいしくいただけます。
今回はこの真鯛でつくっていきます!
漬けだれを用意
漬けだれには、醤油に島とうがらしを加えたものが使われます。
既に島とうがらしが漬け込まれている醤油を使うと楽です。
島とうがらし
島寿司には島とうがらしが使われます。島とうがらしは、普通のとうがらしよりも強いスパイシーな味わいがあります。この島とうがらしが島寿司に独特な風味を与えます。
タッパーなどに漬けダレを大さじ1〜2杯入れてネタを入れたら、5~10分程度漬けておきます。
この間にシャリを準備しましょう。
漬けておくと言っても、数時間〜一晩など長い時間漬けなくてよいのも島寿司が手軽に作れるポイントですっ。
酢飯の作り方
炊きたてのごはんに酢、砂糖を1:1で加えて混ぜ合わせ、さまします。
酢飯は普通のものより甘めです。砂糖ではなくみりんでもOK!
適当ににぎる
酢飯と白身魚を合わせ、寿司として形を整えます。
シャリをにぎる!?と身構えず。小さいおにぎりと思えばハードルが下がります。
お店に出すわけではないので、変なカタチでも、量がおかしくても大丈夫!気楽にいきましょう。
カラシ忘れずに〜
寿司の上にカラシを乗せて完成です。
わさびではなくカラシで食べるのが島寿司の特徴なので、ワサビは使わずに。
おうちで楽しめるピカピカツヤツヤの島寿司ができました!
伊豆大島の「べっこう寿司」
べっこう寿司は伊豆大島での島寿司の呼び方で、漬けたネタがべっ甲色になることからそう呼ばれるようになったといわれています。
島寿司とほぼ同じレシピですが、上にカラシが乗りません。
島寿司は、食欲をそそる見た目と美味しさが特徴です。ぜひ自宅で島寿司のレシピを試してみてください!